インドネシアの主要な民族 Vol.3−お米が欠かせぬ、スンダ族−

前回の記事で、インドネシアで最も人口の多いジャワ族について、触れました。今回はそれに次ぐ人口を誇る、スンダ族についてご紹介します。

スンダ族は、先に書いた通りジャワ族に次いで人口が多い民族ですが、ジャワ族ほど広範囲に分布している訳ではないようです。
起源はジャワ族と同様に、新マレー人と言われています。彼らは元々西ジャワ、バンテン、ジャカルタおよび中央ジャワの西側などに集中していましたが、南スマトラやランプンにも移住していきました。
使う言語はインドネシア国語のインドネシア語、そしてスンダ語です。

宗教・信仰

スンダ族もイスラム教徒が大半ですが、一部にカトリックやプロテスタントの信者もいるようです。また、スンダ族の儀式には非イスラム教要素が残されており、特に農耕(米の栽培)についての儀式にその要素が見られます。それらはイスラム教の普及より先行した、ヒンドゥー教に由来していると考えられています。
(参考: http://www.everyculture.com/wc/Germany-to-Jamaica/Sundanese.html#ixzz2ySy8aeJ5

民族性

スンダ族は、接する相手にに尊敬を示すことを重視します。正式な挨拶は、胸の前で両手を合わせ、頭を下げ、合わせた手の指先を触れさせるお辞儀です。昨今、ビジネスシーンでは、握手も正式な挨拶とされ、この場合は右手を使います。

料理

スンダ族の料理は米がないと成り立たないとまで言われいるそうです。米はシンプルに蒸されたものながら、食卓では中心的な位置を占めています。
サイドメニューには野菜、魚、肉などバラエティーに富んでおり、これらにはニンニク、ターメリック、コリアンダー、生姜などのスパイスで味付けがされています。たいていの場合、これらの料理自体が過度に辛いことはありませんが、ニンニクやトウガラシを粉砕して作った、非常に辛いソースが添えられています。

海岸沿いでは、海水魚の料理も一般的です。スンダ族はムスリムが多く、豚肉は食べません。彼らが食べるのは山羊や羊、水牛、牛の肉です。その他に鳥肉として、ニワトリ、アヒル、ガチョウやハトを食べます。

lalapanはよく知られているスンダの生野菜料理で、パパイヤの葉、キュウリ、ナス、およびゴーヤが使われます。インドネシア料理で生野菜を多く使うのは、このlalapanだけだとも言われており、そのためかスンダ族を山羊に例えるジョークがあるのだそうです。

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