インドネシアの主要な民族 Vol.2−ジャワ族、身分で言葉が違う!?−

今回の記事から、インドネシアの民族の中でも主な民族である、ジャワ族、スンダ族、マドゥラ族、アチェ族、バタク族、ミナンカバウ族について、個別にその特徴などを紹介していきます。
本記事ではジャワ族について、ご紹介します。

ジャワ族は、インドネシアで最も人口の多い民族で、その起源は約2000年前に現れた、新マレー人です。
インドネシアへ渡来した当初は、居住地も限られていましたが、現在では人口の多少はあれど、全島に分布しています。

宗教・信仰

ジャワ族の多くはイスラム教を信仰しています。その他にキリスト教、ヒンドゥー教、仏教、およびジャワ族の伝統宗教を信仰している人々もいますが、マイノリティーであるようです。

言語など

インドネシア国語であるインドネシア語とジャワ語を使用します。ジャワ語は彼らの名前にも使われています。日本や欧米と違うところは、名字を持たない人が少なくないことです。

芸術・文化・伝承

ジャワ族の芸術は仏教、ヒンドゥー教の影響を受けています。例えば、踊りやワヤン(影絵によるパフォーマンス)がそれに該当します。

ジャワ族の伝統工芸の中でも広く知られているものとして、バティックテキスタイルがあります。様々な模様の織物で、敷物やインテリアとして使われたりしています。

民族性

ジャワ語は社会的な階層によって、作法や言葉が変わる珍しい言語です。そのため、ジャワ族は社会的階層に留意しているようですが、現在ではそこまで厳格なものではないようです。現在の日常生活では、それを追求し過ぎるとバランスが帰って崩れるため、上手く適応していったというところでしょうか。

彼らは基本的に対立を避ける性格をしています。そのため、あまり直接的に拒否しないという特徴があり、頼み事をされて断りたいときなども、丁寧な言葉を使い、ボディランゲージなども交えながら、さり気なく暗にそれを示すそうです。
(弊社スタッフの談では、これは中央ジャワでは当てはまるが、東ジャワではもっと自由に振舞っているそうです。)

食事

主食は米で、野菜炒め・乾燥塩辛・tafu(タフ・豆腐)・tempeh(テンペ・納豆のバー)・krupuk(クルプク・魚やエビせんべい)およびsambel(サンバル・チリソース)など、豆類も食べるようです。

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ガドガド(出典:wikipedia

人気の料理は、gado-gado(ガドガド・ピーナッツソースと一緒に食べる茹で野菜のサラダ)、sayur lodeh(サユルロデ・野菜とココナッツミルクシチュー)、pergedel(ペルゲデル・ポテトフリッター)、soto(ソト・麺や鶏肉などが入ったスープ)です。その他にも、中国起源の料理でbakso(バクソ・ミートボールのスープ)、bakmi(バクミー・焼きそば)、cap cay(チャプチャイ・炒めた肉と野菜)なども、非常に人気があります。
デザートでは、gethuk(グトゥ・ピンク、緑、白など様々な色をした蒸したキャッサバ料理)、多種多様な米粉のお菓子(jenang dodol、klepon、およびwajik)などがあります。

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